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どうぶつ園通りの動物病院 院長ブログ

オーストラリア海外外科実習に参加して。

  • Posted by: doubutsuendouri stuff
  • 2014年8月 4日 00:40

7月13日から17日までオーストラリア海外実習セミナーに行ってまいりました。

クイーンズランド大学でお世話になりました。南国の雰囲気のキャンパスとまあまあ快適な宿舎でした。

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テーマはTPLOです。

TPLOは主に15kg以上の大型犬の前十字靭帯断裂の手術です。

昨年、品川で行われたドライラボ(骨模型を使った手術実習)のシンセスのセミナーにも参加しましたが、今回の大きな目的はウェットラボ(実際の手術に近いの手術実習)です。

TPLOは、骨切りが大事です。ただし、骨模型で切れるようになってもその周囲には当たり前ですが、軟部組織があり骨切りする部位に到達するまでのアプローチがあります。

今まで、泉澤先生の手術に助手に入らせて頂くなどしてある程度TPLOの手術を近くでみてきたつもりですが、実際に自分でやってみると勝手が違い驚きました。

この実習を通して何回かアプローチから骨きりまで繰り返す事で出来る感覚になってきました。もちろんすぐには始められませんので泉澤先生のところでこのあともしっかり確認して行きたいと思います。

3日目は、小型動物(小型犬・猫)の整形外科についての講義でした。シドニー大学の有名な整形外科の先生が講師とのことでした。Katja Voss先生はFeline orthopedic surgery(猫の整形外科の教科書)の著者にDr Montavonと並ぶ様な先生でした。

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症例紹介の形式で始まりました。

1例目の症例写真をみてびっくり!当院の患者様だったのです!

その患者様はオーストラリアに移住していて、検疫の最中に骨折してオーストラリアの有名な先生に手術してもらったとのことを以前からきかせていただいていました。

まさかここでその手術の解説をして頂けるとは思っておりませんでした。

人間用の手の骨折用のプレートシステムであるCompact hand systemの1.3mmのスクリューが丁度いいのです!ダブルにしているプレートは1.5mmのカッタブルプレートでした。材質はステンレスでした。

これは早速導入したい!と日本に帰ってからシンセスに問い合わせてみると日本ではステンレスは手に入らず、そのかわりチタン製のModular hand system になってしまうとのことでした。

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レクチャーの間にはチョコバー食べ放題でした。なかなか美味しく食べ過ぎてしまいます。

午後のレクチャーはDr scottの仙腸関節脱臼でした。これは教科書どおりかなと思いました。

今回も日本全国から凄い先生が集まっていました。そういう日本で頑張ってらっしゃる全国の先生方と交流をもてる絶好の機会であることと、今回は海外の先生方とも交流がもてました。

Dr Katja Voss先生とは症例紹介に出てきた子のレントゲンを送る事をお約束し、Dr James Simcockとは来年の2月に北海道にスキーに来るとの事なので旭岳に一緒に行く約束をしました。

今回のオーストラリア海外実習は本当に充実しました。

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IMG_1001.JPG せっかくなので、オージービーフのTボーンステーキは2枚平らげておきました。
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最後に今回自分が6日も病院をあけられたのはスッタフみんなのおかげです。皆に感謝しております。ありがとうございました。飼い主様にもご迷惑をおかけしたかと思いますが、今回の実習を今後の診療に生かしていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

VETPrac
Tibial Plateou Leveling Osteotomy Surgery Workshop

Dr Jeff Mayo
DVM,Dipi ABVP C/F Fellow North American Academy of Veterinary Orthopedic Society

Dr Scott Rose
BVSc MS FANZCVSc Dip ACVS(Small Animal Surgery)

Dr James Simcock
BVSc MANZCVSc(SAS)DACVS

Dr Karl Mathis
BVSc MANZCVSc

1日目
TPLO Theory
TPLO Technique
TPLO Measurements
TPLO Suregery

2日目
TPLO Complications
TPLO Surgery Ⅱ
Rehabilitation Method
HIP

3日目
Small bone orthopedics
 Dr Katja Voss Faculty of Veterinary Science,University of Sydney,Australia

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3月〜7月の旭小臨。

  • Posted by: doubutsuendouri stuff
  • 2014年8月 4日 00:33

毎月最終週の水曜日の夜8時から農業会館をおかりして開催しています2014年の3月から7月まで行われた旭小臨の演題は以下の通りです。

3月の旭小臨

1.FIPの1例
  どうぶつ園通りの動物病院 小寺明先生

2.北小獣の講習会に参加して私なりに感じたエッセンスおよび北獣小動物部会の報告
  東神楽どうぶつ病院 板垣忍先生

3.脊椎骨折の1例
  どうぶつ園通りの動物病院 石原創

4.糖尿病の猫の一例
  DRYどうぶつ病院 保田侑人先生

4月の旭小臨

1.注射液の配合変化
  DRY動物病院 遠藤晃司先生

2.猫のトリコモナス感染
  なごみ動物クリニック 小池政紀先生

3.犬の眼球脱出1症例
  どうぶつ園通りの動物病院 畠山直大先生

4.初期に炎症性乳癌を疑った犬1症例
  どうぶつ園通りの動物病院 原田佳祐先生

5.雑誌雑談をしましょう
  東神楽動物病院 稲垣忍先生

5月の旭小臨

1.微生物化学研究所の学術の方の演題

2.猫のトリコモナス感染 
  なごみ動物クリニック 小池政紀先生

3.消化器症状を認めた猫に抗癌剤で治療した(している)2例 
  東神楽どうぶつ病院 稲垣忍先生

4.皮膚疾患、どんな話が聞きたいですか?(北獣の講演会の希望内容アンケート)
  東神楽どうぶつ病院 稲垣忍先生 

6月の旭小臨

1.重度の低アルブミン血症を呈した犬の1例
  富良野アニマルクリニック 杉澤仁先生

2.消化器症状を認めた猫に抗癌剤で治療した(している)2例
  東神楽どうぶつ病院 稲垣忍先生

3.救えなかった急性肺水腫症例
  DRYどうぶつ病院 遠藤晃司先生

4.症例紹介 森のどうぶつ診療所  及位みゆき先生

7月の旭小臨

1. 当院のワクチンアレルギーの発生状況
  どうぶつ園通りの動物病院 原田佳祐先生

2. 猫の高浸透圧血症の一例
  えのもと動物病院 立石耕右先生

3. 橈尺骨骨折について
  どうぶつ園通りの動物病院 石原創

4. 心肺蘇生について
  札幌夜間動物病院 川瀬広大先生

お忙しい中、ご参加していただく先生方、また発表していただける先生方にもいつも感謝しております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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2月の旭小臨

  • Posted by: doubutsuendouri stuff
  • 2014年4月24日 08:43

2月26日(水)のPM8より農業会館で旭川小動物臨床研究会を行いました。

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以下の演題を発表していただきました。

1.シュウ酸カルシウム結石の管理について

  DRY動物病院 遠藤晃司先生

2.縫合糸肉芽腫の1例と疑いの2例

  東神楽動物病院 板垣忍先生

3.胆嚢の外科

  どうぶつ園通りの動物病院 小林敦史先生

お忙しい中、参加してくださる先生や発表していただける先生には感謝しております。この日もそれぞれの演題について有意義なディスカッションが行われました。

当院からは小林先生が胆嚢の外科について発表いたしました。とくに胆嚢粘液嚢腫の手術時期について熱い討論があり、理解が深まったのではないかと思います。


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第12回旭小臨

  • Posted by: doubutsuendouri stuff
  • 2014年1月31日 00:15

第12回 旭川小動物臨床研究会を1月29日(日)午後8時より農業会館にて開催いたしました。




いつもの会議室ではなく役員会議室でゴージャスな雰囲気の中で行いました。

若い先生が積極的に発表し、ディスカッションも活発に行われとても有意義な時間となりました。

<発表演題>

1. 千寿製薬の新商品の説明

千寿製薬 西村 俊哉先生

 DSファーマアニマルヘルス 小川 宗浩先生


2.なごみ動物クリニックの紹介

 なごみ動物クリニック 小池 政紀 先生 


3.ファムシクロビルを使用した子猫の1症例

 どうぶつ園通りの動物病院 小寺 明 先生


4.犬の耳血腫にインターフェロン療法を行った1症例

 DRY動物病院 保田 侑人 先生


5.当院のヒットグッツ

 東神楽どうぶつ病院 稲垣 忍 先生


6.Minihemilaminectomyを行った症例

 どうぶつ園通りの動物病院 石原 創



来月は2月26日(水)に開催いたします。

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麻酔外科学会参加。

  • Posted by: doubutsuendouri stuff
  • 2014年1月18日 22:08

院長の石原です。

今回は、土日を利用して仙台で行われた獣医麻酔外科学会に参加してまいりました。

久しぶりの学会参加でわくわくしておりました。

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現在自分が臨床で遭遇することの最も多い整形外科疾患である膝蓋骨脱臼についてより理解を深めたいと思ったからです。

膝蓋骨脱臼は基本的な術式をいくつか組み合わせて行います。一概にグレードで分けてこれとこれを行えばいいと決まっているわけではなく、その子その子の膝関節を診て調節をして行っていく必要があります。整形外科医としては遭遇することが非常に多いのですが、実は奥の深い疾患なのです。自分も症例を重ね自信のある部分もありますが、どうしてなのかわからないこともあります。

そういったことは教科書や雑誌にも載っていません。偉大な先人達に教えていただくのです。学会は日々の疑問を解決していく絶好の機会なのです。

今回よく分かったのは、そういった偉大な先人達も悩みながら手術をしているということでした。

学会に来たら、仲間達と夜集まってお酒を飲むのも楽しく目的の一つだったりします。今回は夜中の2時に旭川を出発して吹雪の中千歳空港まで車を走らせ朝7時過ぎの飛行機で仙台に着いたので、だめでした。ホテルの部屋に戻ったら寝過ごしてしまい母校の先輩方との飲み会にいけませんでした。

ご当地の美味しいものも楽しみです。帰りに牛タンを食べることが出来ました。

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自分が今回聴講した内容です。


1月11日

Locking plateの有効活用法
     泉澤康晴先生(酪農学園大学)

脊椎の骨折・脱臼
     原康先生(日本獣医生命科学大学)

変形性関節症の診断・治療および管理方法
     原田恭治先生(日本獣医生命科学大学)

一般講演 整形外科 関節(1)(2)


1月12日

肘異形成の診断と治療
     山口力先生(ファーブル動物医療センター)

一般講演 整形外科 骨・神経

なぜアグレッシブな腫瘍外科医になったか? がん治療の過去・現在・未来
     廉澤剛先生(酪農学園大学)

シンポジウム「膝蓋骨脱臼」


①膝蓋骨脱臼の病態と若齢期重度膝蓋骨脱臼への対応
     陰山敏昭先生(名古屋動物医療センター)

②膝蓋骨脱臼の標準的な手術法
     川田睦先生(ネオベッツVRセンター)

③標準的なテクニックで対応困難な膝蓋骨脱臼治療
     桂太郎先生(カツラ犬猫病院)


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