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84th Western Veterinary Conference 2012

  • Posted by: doubutsuendouri stuff
  • 2012年3月 8日 17:01

2月20〜26日にかけてアメリカのラスベガスでウェスタン獣医年次大会(84th Western Veterinary Conference 2012WVCアドバンス(上級者)向け獣医外科実習セミナーに参加して参りました。

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1週間お休みをいただき、患者様にはご迷惑をおかけ致しましたが、とても得る事が多く、このあとの診療に役立てていきたいと考えております。

 

ラスベガスで学会?というイメージがありますがラスベガスには大型コンベンション会場いくつもあり、学会などが催される事は少なくないようです。

 

新千歳空港から韓国(仁川)を経由して飛行時間約14時間かけてラスベガスに到着です。

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街中は、大きなディズニーランドのようです。上はニューヨーク・ニューヨークというホテルです。大変な事になっています。とにかく目立つ!でかい!が大事みたいです。

 

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これはWVCの会場で自分たちの泊まったマンダレイベイの隣のLuxorです。ピラミッドがホテルになっています。











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夜になるとピラミッドの上から、宇宙から見えるという光が出ちゃっています。

すごいですね。










各ホテルの1階にカジノがあり24時間営業しているのですが、中学2年の時に森岡君にポーカーで大負けして以来全くばくちに興味のない自分は素通りです。静かなゲーセンという感じでした。

 

二日目は、ウェスタン獣医年次大会に参加しました。

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展示会場の規模がとにかく大きいです。

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活気に溢れていました。大手はもちろんですが、日本の学会では目にしないようなブラジル、オーストラリアなどの医療器具メーカーのブースがあり随分安い値段で販売されていました。

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移動式の動物病院があり、同行した先生に「北海道ではいいんじゃないか」としきりにお勧めされてあやうく買いそうになってしまいました。(笑)

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講演の内容は真剣そのものです。日本の学会と違うところは、とにかく規模が大きいというところと参加する先生方の格好がラフだということ。当たり前ですが英語のみであるところです。後ででてくるオークエンドセンターのDr. Don Waldron Dr. Dennis Olsenの英語の講義はだいたい理解できたのですが、ネイティヴにむけての講義は青ざめるくらい聞き取れなかったです。せっかく英語の勉強をしていったのに・・・。もっともっと頑張らなくてはですね。

 

さて、次の日の朝から近くにあるオークエンドセンターという医療技術のトレーニングセンターにて講義と実習です。


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この施設がとにかく充実しています。

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ジュース、コーヒー、ティー、スナックなどが無料で飲み食べ放題です。(Red bullのみ有料でした。)









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こんなにたくさんのCアームをみたことがありません。医者の椎間板ヘルニアの実習がこのあとあるようです。

 






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劇場を思わせるゴージャスな講義室です。









この日の午前中は、

Dr. Kei Hayashi

Stifle and Hip Surgery 膝と股関節の手術

Stifle lecture 膝関節の講義

Hip lecture 股関節の講義

でした。前十字靭帯断裂の手術ラテラルスーチャーの最新の方法(Flo変法)、膝蓋骨脱臼の新しい手術法。大腿骨頭骨頚切除術。についてアプローチから丁寧に教えていただきました。

Lunchは、タコスでした。

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午後からは

Stifle lab 膝関節の実習

Hip lab 股関節の実習

でした。あの林慶先生に直接指導いただき感激いたしました。

このとき、大腿骨頭靭帯を切っていく道具cut spoonが使いやすくて購入する事にしました。膝蓋骨脱臼の手術に使う道具パテラソーは、使いやすそうで渡米する前から狙っていたのですがその切れ味に買うのをやめました。

こういった日本で手に入らない道具を実際使う事ができその場で購入できるのも魅力です。

アプローチの練習から真剣に行いました。日本ではこういった練習の機会はありません。感謝しながらさせていただきます。

 

次の日の午前中は

Dr. Kei Hayashi

Arthroscopy関節鏡の手術の講義

でした。大型犬の肩関節と肘関節には特に有用とのこと。

技術習得までには5年かかるということ。

から日本では現実的ではないのかとも思えました。

 

昼食を挟んで実習です。

Elbow and Shoulder lab肘と肩関節の関節鏡の実習

 

Stifle lab膝関節の関節鏡の実習

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林先生に教わっております。









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あまりにも綺麗に見えるので驚きました。

確かに大型犬の関節疾患の診断にはよさそうですね。

 








最後の日は、

Dr. Don Waldron and Dr. Dennis Olsen

Thoractomy and Lung Lobectomy 肺葉切除、心膜切除

Brachycephalic Air Way Disease 短頭種症候群

Debarking by Ventral Laryngotomy 声帯切除術

Perineal Hernia 会陰ヘルニア

の講義でした。盛りだくさんの内容でした。

特に開胸手術は今回の実習の自分のテーマだったので真剣に聴きます。

昼食はラザニアでした。胃粘液が減ってきていると感じる自分にとってはアメリカでの食事は試練でした。

午後からは実習です。

Thoractomy and Lung Lobectomy lab 肺葉切除、心膜切除

Soft palate and alar cartilage revison lab 軟口蓋過長症

Ventral Laryngotomy lab 声帯切除術

Perineal Hernia lab 会陰ヘルニア

特に肺葉切除についてアプローチからしっかり確認していきます。

 

実習が終わり終了証書を受け取ります。


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自分の向かって左がDr. Don Waldronで右がDr. Dennis Olsenです。

 








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お世話になった先生方ともぱちり。 









今回の実習で、講義・実習の内容も素晴らしかったですが、日本全国のすごい先生方と知り合えたり、その技術を目の当たりにして大いに刺激になりました。

 

患者様のため飼い主様のためにもっともっと勉強しなければ!、もっともっと技術を磨かなければ!

獣医療は日進月歩です。ここまでいけば「お勉強終了」「卒業」というものはありません。日本全国にすごい先生、熱い先生がいる。自分も負けないように頑張ります!

そんな熱い思いを胸に帰国の途に着きます。

 

余談ですが、新千歳の税関では周りの人はそのままスルーなのですが、やはり自分だけは違いました。

「ふーん、ラスベガスで獣医の学会があったのですか?」

全然信じてもらえていないようです。

「毎年行ってるのですか?」

「いえ、今回が初めてです。」

案の定、全部荷物を開けられ、やけに麻薬犬にうろうろされました。中から獣医学書が出てきてやっと解放されました。

「空港でのセキュリティーがアメリカや韓国に比べて日本は緩すぎる」なる考えを持って帰国しましたが、そうでもないかと思いました。

 

見た目って大事ですよね。ずっと食べたかったラーメンにありつき、ほっとします。

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